高木菜那得意のマススタート、北京オリンピックでも優勝できるか!?ライバルは誰?

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北京オリンピックが開幕しました。前回の平昌オリンピックの女子マススタートで優勝して金メダルを獲得した高木菜那選手が北京で連続優勝を目指しています。

この記事では高木選手が北京五輪で優勝できるか?気になるライバル情報を中心にマススタートの勝つための戦略も併せてお伝えします。

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マススタート競技日時、出場登録選手数と日本登録選手

スピードスケート女子マススタート

マススタートでは1周400mのコースを16周走ります。

1回戦:2月19日(土)16時45分スタート
決勝: 同日18時スタート

出場登録選手数:32人
(オランダ、日本、カナダ、中国は3名、ロシア、アメリカ、ドイツ、ノルウェー、韓国が2名ずつ参加)

日本登録選手:高木菜那、佐藤綾乃、小坂凛

女子のマススタートは閉会式の前日に1回戦と決勝が行われます。1回戦は準決勝的な立ち位置となります。1回戦は各組16人が走行し、8位までの合計16人が決勝に進出します。

 

高木菜那選手が平昌五輪で優勝できた訳

これは私の考えですが、高木菜那選手は運に味方された点が大きかったと思います。

その理由は高木選手は個人競技では5000メートルに出場しましたが12位と入賞には至りませんでした。

運が味方したと思われるのは次の2点です。

・実力者と目されたイレーネ・スハウテン選手(蘭)が1位で最終コーナーの出口で外に膨らんで走行したためインにスペースが出来て高木選手の急襲を受けて3位となったため。(競馬の差し、競輪のまくりが決まった、まさに一発逆転がはまりました。)

・マススタートが初めてオリンピックで採用されたため、各国とも戦術が練り切れていなかったため。

もちろん高木菜那選手が「レースの展開を読む能力」や「判断・決断力」素晴らしく、人並優れていたことは言うまでもありません。

マススタートで優勝するための3つの戦略と、決勝で3位以内になる確率を上げる方法

マススタートは400メートルのレーンを16周しなければならない長丁場です。闇雲に走るだけでは勝利できません。勝つためのには以下3つのいずれかの戦略で戦う必要があると言われます。

1 序盤から大逃げを打ち1位となるパターン

2 レースを12周したところ(第3中間スプリント地点)からスパートをかけ1位となるパターン。

3 最終周(16周目)でスパートをかけて1位となるパターン。

こうしてみるとマススタートは競馬のレースの組み立てによく似ていると思います。

マススタートは4位以下でもポイントがつきますが、やはり最終目的は決勝で3位以内に入りメダルを獲得することです。

ここでメダルを獲得するための確率をあげるにはどうすればよいのでしょうか?

それは決勝に同じ国のメンバーが2人以上出場して、レースを組み立てることです。

具体的には1人が、最後の2周をお膳立てして「前を走る選手を追う」などの役割を担い、もう一人を1位または3位までに押し上げます。この役割を「アタッカー」といいます。

もう一人は「スプリンター」と呼ばれ、アタッカーのサポートを受けて足を貯めながら最終コーナーや最後の直線でスプリント勝負をかけます。

日本の場合では、おそらく佐藤綾乃選手がアタッカー、高木菜那選手がスプリンターになると思われます。

その理由は佐藤綾乃選手は2021年のW杯で1500メートルで表彰台に入り、今回の北京五輪の1500メートルでも期待でき試合を組み立てる力があるからです。また高木菜那選手は前回の平昌五輪で優勝しているので、スプリンター役を担うと予想します。

 

高木菜那選手のライバルは

マススタートにエントリーしている選手でライバルとなるのは誰でしょうか?
以下有力選手をピックアップします。

◎イレーネ・スハウテン(オランダ)

マススタートで彼女が大本命と考えています。理由は前回の平昌五輪マススタートで3位、2021年のW杯3000メートルで優勝2回、5000メートルでも優勝していて3000メートル以上で圧倒的な強さを誇っています。今回の北京五輪では3000メートルと5000メートルをオリンピックレコードで優勝しました。優勝候補の筆頭と考えます。

また2021年のマススタートW杯でも優勝しています。

オランダは同選手含め3人エントリーしているので役割分担してチーム力もフル活用して優勝を狙っています。

 

〇イバニー・ブロンディン(カナダ)

2021年のマススタートW杯で優勝と準優勝しています。北京五輪の3000メートルでは14位でした。カナダも同選手含め3人エントリーしておりチーム力で優勝を狙っている筈です。

△フランチェスカ・ロロブリジタ(イタリア)

平昌五輪で7位、2021年マススタートW杯で3位、北京五輪の3000メートルで2着と勢いに乗っています。

注 マレイケ・フルーネワウト(オランダ)

2021年のマススタートW杯で2位と3位になっています。同国の本命「イレーネ・スハウテン」とのチームワークも抜群です。マススタートのスペシャリストです。北京五輪の1500メートルでは佐藤綾乃選手(4着)に0.05秒差の5位と好調持続しています。

その他の注目選手

・佐藤綾乃(日本)

佐藤選手は平昌五輪で他の選手の転倒に巻き込まれ、不運にも失格となりました。北京五輪では1500メートルやパシュートの活躍が期待されます。2021年のW杯では1500メートルで表彰台もあり、1回戦をクリアすれば、高木菜那を表彰台に上げるアタッカーとしての役割も重要となります。

北京五輪1500メートルには3位デヨング選手と0.1秒差と惜しくも4着。彼女も女子パシュートとマススタートでは燃えていると思います。

 

・マリナ・ズエワ(ベラルーシ)

平昌壌五輪では5位。2021年マススピードW杯で5着あり。

こうしてみるとオランダの実力者イレーネ・スハウテンが抜けてる感が強いです。特に平昌五輪では最終コーナーで高木菜那選手にまくられたので、今回雪辱に燃えてると思います。また3000メートルと5000メートルもトップの実力者なので、大逃げ戦略をとる可能性もあり怖いです。

・キム・ボルム(韓国)

平昌五輪2位の実力者でショートトラック出身

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高木菜那選手は優勝できるか?

平昌五輪では優勝しましたが、今回は優勝は厳しいかな?と思います。個人的には▲(穴)押しです。

この2年間W杯のマススタート競技に出場していないのも少し心配です。

しかし菜那選手は「個人種目1500メートル」等にも重点をおいてトレーニングを重ねスピードに磨きをかけてきました。(昨年のW杯では10位もあり。)

マススタート前のパシュートで日本が好成績を収めると、雰囲気はさらに高まると思います。何といっても前回五輪のチャンピオンなので勝負の駆け引きや勝負勘は鋭いので2位3位ではなく優勝してほしいです。

また佐藤綾乃選手が「アタッカー役」菜那選手が「スプリンター役」がハマるかどうかも見所満載で楽しみです。

【新着情報】

2月7日(月)の女子1500メートルで高木美帆選手が銀メダルを獲得しました。マススタートに出場する高木菜那選手が8位、佐藤綾乃選手が4位といずれも入賞を果たしました。佐藤選手は3位のデヨング選手にわずか0.1秒差、佐藤菜那選手も中国選手の接触がなければ5位~7位になれた好記録でした。

いずれにせよ2人の女子パシュート(2月15日)、女子マススタート(2月18日)では好調キープでモチベーションも爆上がりだと思います。これはどちらも期待できます。

最新情報

女子パシュート決勝では、ゴール前60メートルの最終カーブで高木菜那選手は転倒してしまい銀メダルとなりました。(カナダ優勝)でも菜那選手は果敢にチャレンジしてましたし、フェンス激突後もしっかり完走してました。「あれは仕方ない!よくやった。」と思いました。試合を見ていた人はきっと同じ意見だと思います。

菜那選手は自身の女子1500メートルでも不運なことがあったので、パシュートのことも含めマススタートは最後に笑うためにきっとやってくれると思います。あなたも一緒に応援しましょう。優勝だ!高木菜那!!

2/17続報(大吉報)

なんと2/17(木)北京五輪1000メートルで高木菜那選手の妹、美帆選手が金メダルを獲得しました!!私もレース見ていて鳥肌立ちました。このニュースは姉の菜那選手にとってはビッグニュースでレースのガソリンになるに違いありません。「私もやったる!金メダルとるぞ!」と燃えている筈です。これはメチャ楽しみです。あなたも一緒に応援しましょう!

まとめ

この記事では高木菜那選手が「北京オリンピックのマススタート競技で優勝できるか?」や「ライバル」たちを予想してみました。

なかなか強敵ぞろいで高木選手の2連覇は容易くはありません。気持ちよくレースで戦ってもらうためには「パシュート」でまず優勝してほしいです。また今回は佐藤綾乃選手とのコンビネーションプレーがハマるかどうかも楽しみにしたいです。

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