9歳の男児が車を運転して衝突事故、この子の処分はどうなる?

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盛岡市で9歳のこどもが運転する車が停車中の車に衝突する事故が発生、この男児を含む
2人が怪我をしました。この子は逮捕されるのでしょうか?この記事では未成年者が事故を
起こした場合の処分や刑事責任について調べてみました。

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うそでしょ!?、9歳児の運転車が衝突事故

事件の場所は岩手県盛岡市の国道だったわけですが何といっても驚いたのは

9歳男児(小学校4年)が単独で国道で車を運転

運転速度が約30KM~40KMで走行ってことです

 

パトカー数台で追跡したようですが、事前に「こどもが運転している」と警察が通報を受けていました。パトカーは「停止命令」とか出してたんでしょうか?小学校4年がアクセルとブレーキを踏み分けるのは練習してないと無理でしょうね。

子供の親が「こどもが車と鍵といっしょに居なくなった。」と通報してきたのも驚いちゃいます。
明らかに子供は運転の機会を狙ってたってことですから。この男の子ある意味凄いし怖いです。
多分車が好きで、ペダルを踏んでいれば車は走るし、「僕にも出来る、早く運転したい。」とチャンスを狙ってたんでしょうね。

果たして小学校4年のドライブは国道の交差点に停止中の軽乗用車2台に玉突き衝突して終了となりました。

災難だったのは直接追突され軽傷を負った女性の方です。
運転してた9歳男児も軽傷を負いました。2人が軽傷で済んで「事故で人が死ななくて良かった。」と思いました。

 

この事件で一番残念なのは、親のしつけですね。
日頃の行動から「あっ!この子は車を運転したがっているな」ってことはわかってたでしょうし。
いきなり一人で運転するとは思えないので、どこか広い場所で親が子供を自分の前に座らせて何度か練習させてたかもしれません。

運転は練習させていても「車の運転は免許がないと運転できないし、事故で物を壊したり人を怪我させたり殺してしまうこともあるから実際に運転しちゃダメ!」と教えてなかったと思います。

では今回の事故の9歳男児と親の責任を考えてみます。

交通事故での刑事責任と民事責任

・刑事責任

刑事責任は国が犯罪者(加害者)に与える懲罰です。
成年、未成年に分かれますが運転していた9歳男児がそれに該当します。

・民事責任

個人対個人の責任で損害を与えた者が、被害者に損害賠償する責任です。
実際にはお金を払います。今回の場合だと軽傷を負った女性への治療費、慰謝料、車の修理代(2台)が考えられます。子供には資力がないので親が支払うことになるでしょう。

自動車保険も契約者は親で、子供の事故には適用されないでしょうから保険も払われないでしょう。

 

交通事故の捜査の流れはどう進む?

事故を起こした男児は未成年ですが、警察は成人の場合と同じ捜査を行います、
まず実況見分を行い、次に任意捜査を行います。

ただし9歳の子供で初犯なので逮捕・拘留はないと思われます。

次に検察官家庭裁判所が加害者の処分を決定しますが、加害者は少年なので家庭裁判所の決定に処分は委ねられます。

家庭裁判所の調査は通常在宅で行われるようです。

家庭裁判所の調査が終わると4種類の処分が下されます。

●少年院・児童自立支援施設・児童養護施設への送致
(少年等が在宅更生が難しいと考えられた場合)

●保護観察処分
(少年院に収容する必要がなく、保護観察官の指導や監督で更生や改善が可能と判断されたケースの処分)

●不処分
(保護観察が無くても更生可能と判断された場合)

●検察官への送致
(罪状や情状を考慮し、刑事処分が相当と判断された場合)

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今回の男児の刑事責任

成人が今回の事故を起こした場合、道路交通法の「無免許運転(3年以下の懲役または50万円以下の罰金)」と人を死傷させた場合の「過失運転致死傷罪(7年以下の懲役もしくは禁固または100万円以下の罰金)に問われる可能性があります。

しかし未成年で子どもが逮捕されるのは14歳からなので保護観察処分も受けず、「不処分」になると予想されます。

今回の男児の民事責任

民事責任では、民法に基づいて損害賠償責任が問われることになります。
損害金額の明細としては、怪我をした人には「入通院慰謝料」「治療関係費」「後遺障害慰謝料」「休業損害」、プラス衝突した車の修理代(2台)等です。

今回の場合小学生なのでこれらのお金は保護者である親が負担することになるでしょう。
親は保険に入っているでしょうが、小学生は保険対象外となり、親が自己資金で費用を負担する必要があります。

被害者の女性は「軽傷」とのことですが、追突されてムチ打ち症状だと「後遺障害14級」となり、「後遺障害慰謝料」と「逸失利益」で200万円以上、さらに「治療費」「入通院慰謝料」「休業損害」等で100万円以上の合計300万円以上となるケースがあるでしょう。プラス車の修理代(2台分)ですから男児の親にとっては重たい出費となるでしょう。

【まとめ】9歳男の子(小学校4年)による自動車運転と衝突事故には皆驚かされました。未成年だからセーフではありません。刑事責任は「不処分」となりそうですが、民事責任(慰謝料、被害者の治療費、車の修理代)は残ります。こちらは親が支払うことになるでしょう。僕は「子供の運転は初めてじゃないだろう?」と思います。やはり親は子供に運転を教えちゃ絶対ダメです!

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