博多女性殺害 ストーカー対策どうしたらよい?ストーカー規制法以外の対策、避難方法とは?

1月16博多駅近くで女性(38)が元交際相手から刺殺されました。女性は昨年秋から警察に何度も相談し、11月にはストーカー規制法による禁止命令が出されていましたが、加害者の凶行を防ぐことはできませんでした。

実際自分の都合を優先して思い込みの強いストーカーに対して、被害者が身を守る方法は「警察に頼る」「弁護士に相談する」「ともかく逃げる」ことになると思います。この記事では警察に相談すること以外に、女性がストーカー被害から身を守るため方法をまとめてみました。

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博多女性殺害での警察の対応

刺殺された女性が警察に数回相談したことを受け、11月容疑者にストーカー規制法に基づく「禁止命令」が出されました。

「禁止命令」が出ると6か月間、該当ストーカーは女性の身辺につきまとったり、女性の住所や勤務先付近を徘徊することが禁じられます。禁止命令に違反してストーカー行為をした場合、2年以下の懲役または200万円以下の罰金となります。

 

また警察は以下の対応も実施したと報じられました。

・被害者女性に何度も避難や転職を促した。
・禁止命令が出た時、ボタンを押せば110番につながる「緊急通報装置(防犯ブザー)」を貸出した。
・被害者の自宅周辺のパトロールを強化していた。
・1月6日には被害者に経過確認を行い、本人から「特に異常はない」との報告を受けていた。

うーん、ストーカー規制法による警察は法律に基づき「やるべきことをやっていた」と思われます。警察は他の業務もあるので24時間パトロールは困難ですし、容疑者が傷害行為等を起こさない限り拘束したり逮捕はできません。ただ結果的に「ストーカー規制法の禁止命令」の限界を露呈したとも考えられます。

また被害者のパトロールが主体で、容疑者に警察から注意したりすることは無いようです。これでは片手落ちですね。警察から直接容疑者が定期的に注意を受けていたら状況は変わったかもしれません。

警察の対応以外のストーカー対策

1【弁護士に相談する】

弁護士がやってくれること

・該当ストーカーに対して、弁護士名義で内容証明郵便で「ストーカー行為をやめることを求め、やめない場合は法的手段をとる」ことを伝えます。

・被害者の依頼を受けて加害者との交渉を代行して行い「被害者と接触しないよう」説得します。

・加害者を説得してもストーカー行為が続く場合、警察への告訴手続きや慰謝料請求の交渉を代行します。

弁護士を頼むメリットは、被害者に付き添ってくれたり、警察に出向いて被害状況を伝えてくれることです。警察側も弁護士が入ることで、対応のスピードが速くなることも期待できます。

弁護士の頼むデメリットは費用がやや高額なことです。加害者との交渉や、警察への告訴、加害者への慰謝料請求などはそれぞれ20万円~50万円、さらに成功報酬も発生するので総額にするとかなりの額になる場合があります。弁護士にサービスを依頼する時は、事前に「大体いくらかかるか?」確認しておきましょう。

弁護士費用立替制度

日本司法支援センター(法テラス)では弁護士費用の立替制度があります。これは法テラスが依頼者の代わりに弁護士費用を支払い、依頼者は分割支払いで費用を返済します。(月々の返済額は5000円~10,000円位が多いようです。)

弁護士を頼む場合どうしても費用が気になります。利用する場合は、大まかな費用をしっかり確認して法テラスの制度の活用を検討しましょう。

 

2NPO法人への相談

NPO法人全国女性シェルターネットのホームページからストーカー相談やDV相談に関する情報が掲載されています。

民間シェルターの団体名や連絡先は活動の安全を守るため、公開されていません。NPO法人全国女性シェルターネットのホームぺージに情報が掲載されています。民間シェルターに関してはこちらのNPO法人か警察の「生活安全課」に相談するのがよいでしょう。

NPO法人全国女性シェルターネット

 

3公的シェルターや民間シェルターの利用

ストーカー加害者から逃げたり避難したいときに警察で、費用を公費で負担してくれる一時避難場所(宿泊施設等)を確保できる場合があるようです。問合せ先は警察の「生活安全課」になります。

また民間団体によって運営され緊急一時的に避難できる施設として「民間シェルター」があります。民間シェルターを運営している団体数は全国で約120あるようです。

ただし民間シェルターは被害者の安全確保のため所在地が非公開になっています。こちらも利用したい場合は警察の「生活安全課」に相談することになります。

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まとめ

この記事ではストーカー被害を受ける女性が警察に相談する方法以外に、身を守る方法(弁護士に相談する、公的シェルタや民間シェルターの利用等)を紹介しました。

一度ストーカーに狙われると「転職することや引っ越しすること」を勧められます。しかし諸々の事情でそうできないことがあります。また仮に「転職や引っ越し」できてもストーカーが諦めるかどうかわかりません。今回紹介した「シェルター」は活用を検討する価値は大きいと思います。

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